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「あっはっは、ぼくに孫なんていませんよ、等々力警部」

どうも、時をかけることに定評のある正人です。

僕はミステリが好きです。
ミステリは奥が深く、古今東西に数多の名探偵がいるわけですが、その中でも僕の一番好きな探偵は金田一耕助です。

決して驕ることのない、飄々としたその人柄に惹かれます。
いくら頭が良くても、才能にあふれていても、それを鼻にかけないところが好きなんです。
ぶっちゃけ萌えます。
特に「笛」で愛用のお釜帽を忘れてきてしまった場面なんかもう萌え萌えです。
30半ばのおじさんに萌えるって、若い男としてどうなんでしょうか。
自分自身が心配になってきました。

某黄色い部屋のあの探偵モドキなんて、読んでて腹が立ちます。
自慢しまくりです。謎が解けない輩を完全に馬鹿にしてます。
ああいう探偵は嫌いです。
探偵なんて特殊な職業が普通の性格の人間に務まるわけもないのですが、そうわかってても割り切れないッス。
トリック自体は秀逸なんだけどな・・・。

キャラクター造形のうえでも参考になります。
読者の共感を得られるようなキャラクターを作るにはどうすればいいか。
それを考えるには、実際に自分が読者側に立ったときの気持ちを思い出しながらするのが一番良いやり方です。
意図的に「読んでて腹の立つ」キャラクターを作るなら別ですが、基本的に謙虚なキャラクターが受け入れられやすいのだと思います。
イタいキャラにならないように作っていかなければなー、と思います。

決戦が近いのに読書に没頭して現実から逃げ続けている正人