記事一覧

常に話題となってきた時計部品のひとつを俯瞰してみる。

冒頭で認めざるを得ないのは、ベゼルが時計パーツのなかで最も話題に上る要素であるかどうかについて、確信を持って断言することはできないという点である。しかしながら、それに匹敵する存在であることは間違いない。ケースはあまりに一般的であり、議論の対象とするには抽象的すぎる。一方リューズは主張が控えめであり、語るべき事柄として取り上げられる機会は少ない(現代の自動巻き時計であれば、ゼンマイが巻き上げられ、時計が停止することがない限りリューズを操作する必要はほとんどない)。日付窓に関する議論は、おおむね二分される傾向にある。すなわち、肯定的に受け止める者(あるいは少なくとも否定しない者)と、否定的な立場を取る者(少なくとも、存在しないほうが望ましいと考える者)である。

ベゼルに関しては、基本的な機能の観点から見れば、いくつかの主要なカテゴリーに分類されるものの、デザインの多様性はほぼ無限に広がり、人気のスーパーコピー時計 代引き専門店多くの場合時計のアイデンティティを決定づける要素となる。この点については、チューダー ブラックベイ プロを題材に、ダニー・ミルトンと筆者がPoint/Counterpoint記事で展開した議論を参照されたい。

black bay pro
チューダー ブラックベイ プロ

例として、ダイバーズウォッチのベゼルを考察する。これはピップ(発光マーカー)を分針に合わせることで経過時間を測定し、針の進行とともに経過した時間を正確に読み取るためのものである。当然ながら、いくつかの制約が存在する。その一部はダイバーズウォッチの国際規格であるISO 6425により厳格に定められており、これに対する異議の余地はない。だがそのような制約があるにもかかわらず、デザイン、素材、書体、蓄光素材などにおいて、ほぼ無限ともいえる組み合わせの可能性が広がっている。

 本稿では、包括的な解説とはならないものの、広く流通している代表的なベゼルの種類について検討する。

経過時間ベゼル(カウントアップ式)
 古典的な時計のベゼルとして挙げるべきものがあるとすれば、それはおそらくダイバーズウォッチの経過時間ベゼル(カウントアップベゼル)であろう。この名称の由来は明確である。ピップを分針の先端に合わせ、その時点から経過した時間をベゼルを用いて測定する仕組みである。ダイビングにおいて、時間管理は極めて重要である。したがって、実際にダイバーズウォッチとして認められるためには、タイミングベゼルが特定の要件を満たす必要がある。特に12時位置のピップには蓄光素材が用いられなければならず(その理由は明白である)、さらに、ベゼルは逆回転防止機構を備えた一方向回転式であることが求められる。この回転方向の制約は、安全性を確保するための設計である。万が一、ベゼルの位置が意図せずずれた場合でも、潜水可能な時間が実際よりも短く表示されることになるため、最悪の事態としては浮上を早めることになるに過ぎない。

Seiko diver
 私の知る限り、回転ベゼルを最初に搭載した時計は、1930年代に製造されたきわめて希少なロレックス ゼログラフである。ただし、現代的なダイバーズウォッチにおいて回転ベゼルを備えた最初のモデルは、ロレックス サブマリーナーおよびブランパン フィフティ ファゾムスである。

経過時間ベゼル(カウントダウン式)
 カウントアップ式ベゼルは経過時間を示すが、カウントダウンベゼルはその逆であり、特定の時間枠における残り時間を表示する機能を持つ。カウントダウンベゼルの仕組みはカウントアップベゼルとは異なる構造を採る。カウントダウンベゼルでは、文字盤に1から60までの目盛りが配され、60分を示す位置にピップが配置されている。
例えば、30分のカウントダウンを行う場合、30の数字を分針に対して正対する位置にセットする。分針がピップに到達した時点で、30分が経過したことを意味する。

Blancpain Air Command
 カウントダウンベゼルの代表的なモデルとして、現在もっとも注目されているのがチューダー ペラゴス FXDである。このモデルは、水中で設定された航路を泳ぐ際の時間を計測するために設計されている。これは一種の推測航法(デッド・レコニング)に基づくものであり、特定の地点に到達するために、コンパスを用いて方位を維持しながら、一定の速度で泳ぎ続け、決められた時間内に目的地へ到達することを前提としている。なおカウントダウンベゼルを搭載した時計はFXDに限られず、ミドーやブランパンをはじめとして、意外なほど多くのモデルが存在する。

パイロットウォッチの回転計算尺ベゼル
 パイロットウォッチの回転計算尺ベゼルは、多くの人にとって魅力的な機能である一方で、その正確な使い方を理解している者は少ない。私自身、掛け算以外の計算方法を習得しようと何度も試みたが、完全に身につけるには至っていない。回転計算尺ベゼルを用いることで、実に多様な計算が可能であることは理解しているものの、それらをすべて記憶しているわけではない。

Breitling Navitimer
 回転計算尺ベゼルは、円形の計算尺の一種である。電卓が登場する以前、計算尺はさまざまな産業用途や科学計算に広く用いられていた(かつて、技術者や科学者がポケットプロテクターと計算尺を携帯していたのは定番の光景であった)。たとえばブライトリング ナビタイマーを用いて9×12の計算を行う場合、アウターベゼルを回転させ、12の数字がインナーベゼルの10(視認性を高めるため赤く着色されている)と正対する位置に合わせる。そのあとインナーベゼル上で9を見つけ、その反対側にあるアウターベゼルの数値を読み取る。視力が優れている者、あるいは老眼鏡を新調したばかりの者であれば、9と正対する数値が108であることを確認できるはずである。今であれば携帯電話の電卓を使用すれば瞬時に計算が完了する。しかし回転計算尺を用いることで、デジタル時代以前の航空界の英雄たちが持っていた計算技術の一端に触れることができるのではないだろうか。

コンパスベゼル
 12時間表示の文字盤と時針を備えた時計があれば、北の方角を判別することが可能である。そして、北の方角が特定できれば、南・東・西の位置も自ずと明らかになる。

Breitling Exospace
 北半球における基本的な手順は以下の通りである。まず、時計を水平に保持し、時針を太陽の方向に向ける(この方法は、北半球において太陽が南の空を移動するという事実に基づいている)。午前の場合、時針から時計回りに進み、時針と12時インデックスとの正確な中間点を求める。次に、文字盤の中心からその点に向かって直線を引く。これが北を指す基準線となる。コンパスベゼルはこの原理に基づいて機能するが、文字盤のマーカーを利用することで、進行方向に応じた方位の把握がより正確に行える。

タキメーターベゼル
 タキメーターベゼルは、特定の距離における速度を測定するための機能であり、時速マイル(mph)または時速キロメートル(km/h)のいずれかに換算できる。基本的な使用手順は単純である。まずクルマを始動させ、最初の1マイル標識に向かう。測定区間において速度が一定であれば、その速度を直接計測できるが、不均一であっても区間全体の平均速度を算出することは可能である。計測を開始するには、最初の標識を通過したタイミングでクロノグラフを作動させ、次の標識を通過した時点で計測を停止する。その際、クロノグラフの指針が120を指していれば、1マイルを30秒で走行したことを意味し、速度は時速120マイル(約193km)となる。

Speedmaster caliber 3861
 なお、タキメーターベゼルは時速以外の単位の測定にも応用可能である。たとえば、生産ラインにおいて1時間あたりの生産数を算出する場合を考える。最初の製品が通過した時点でクロノグラフを作動させ、次の製品が通過したタイミングで計測を停止する。その際、クロノグラフの秒針が120を指していれば、1時間あたりの生産数は120個となる(対象が自動車であれば120台となる)。

24時間ベゼル(固定式・回転式)
 ベゼルの“名作”と呼べるモデルのなかで、人気という観点から見れば、ダイバーズベゼルが最も支持を集めるかもしれない。だがタキメーターベゼルにはスピードとロマンが詰まっており、回転計算尺ベゼルには計算機能という独自の魅力がある。しかし日常的な実用性において、ふたつのタイムゾーンを表示する時計の24時間ベゼルに匹敵するものはない。実際のところ、特定の区間における平均速度を知ることなくとも、問題なく生活を送ることはできる。ダイバーズウォッチのベゼルは多用途に活用できるものの、実際のダイビングに使用される機会は少ない。回転計算尺ベゼルは、カフェで『Infinite Jest(インフィニット・ジェスト)』を携えるのと同様の存在ともいえる。すなわち、機能性以上に所有者の知的な側面を演出する要素が強い。

Grand Seiko Spring Drive GMT
 しかし、24時間ベゼルはきわめて実用的な機能を備えている。ひと目でふたつのタイムゾーンの時刻を確認でき(回転ベゼルであれば、理論上は3つのタイムゾーンにも対応可能)、時刻の把握を容易にする。さらにある程度の工夫をすれば、経過時間ベゼルとして使用することも可能である。一般的に、数字はインデックスと交互に配置され、5分間隔で並ぶ形式が採用されている。もっとも、計算に頭を使う必要があるならば、そもそもふたつのタイムゾーンを表示する時計を選ぶことはないだろう。実際のところ、最も低コストなGMT機能の代替手段としては、シャープペンシルでシャツの袖口にホームタイムとローカルタイムの時差を書き留めることにほかならない。

特集記事
Reference Points: ロレックス サブマリーナー 歴代モデルを徹底解説

 ダイバーズウォッチのベゼルに関していえば、HODINKEEが2008年の創刊以来取り上げてきたすべてのダイバーズウォッチが特集記事としての価値を持つといえるだろう。そのなかでも、特に興味深く実用的な内容を含むのが、スティーブン・プルビレントによるReference Points ロレックス サブマリーナー 歴代モデルを徹底解説記事である。本記事は、クラシックな時計の誕生と進化を詳述しているだけでなく、1953年から1979年にかけてのタイミングベゼルの変遷を考察している点においても注目に値する。たとえば、1957年にはベゼルの最初の15分間に1分刻みのマーカーが追加されるなど、機能面での改良が加えられた。このような変化を通じて、ダイバーズウォッチの進化の過程を追うことができる。

In-Depth: チューダー ペラゴス FXDと西カリブ海のダイビングを楽しむ

 チューダー ペラゴス FXDは、その登場時に物議を醸した。その理由の一端は少なくともベゼルの仕様に関して、厳密にはダイバーズウォッチとはいえなかった点にある。ダイバーズウォッチの国際標準では、経過時間の測定を目的とした逆回転防止ベゼルの搭載が求められており、これはすなわち古典的なカウントアップ式の一方向ベゼルを意味する。一方FXDはこれとは異なり、中間地点間の経過時間を測定するためのカウントダウン式ベゼルを採用している。理に適った判断として、実際にダイビングでの使用を試みることが求められた。そしてFXDを装着し、カリブ海のボネール島で1週間にわたりダイビングを行ったジェイソン・ヒートンは、当初の懐疑的な見解を改めるに至った。

In-Depth: リシャール・ミル RM25-01を着けて臨むコロラドのバックカントリー

 人跡未踏の荒野をトレッキングする際に、1億円を超える超高級トゥールビヨンを携行することは現実的なのか。その問いに対し、ジェイソン・ヒートンは逆の視点から問いかけた。なぜ携行しないという選択肢があるのかと。本記事で取り上げたRM25-01は、厳しい自然環境下での過酷な使用を前提に設計されたモデルである。ヒートンが指摘するように、“腕時計としては間違いなく世界初といえる機能は別にある。それこそが右側面の小さなバイアルに入った3つの浄水タブレット。これはどんな汚い水でも30分で飲み水に変えてしまう”。当然ながらコンパスベゼルも搭載されており、これまでに見たなかでも最も高度な設計が施されたもののひとつである。

Reference Points: オメガ スピードマスター 歴代モデルを徹底解説

ダイバーズベゼルがロレックス サブマリーナーやブランパン フィフティ ファゾムスを象徴するように、極上ロレックススーパーコピー代金引換専門店そら~タキメーターベゼルの代名詞ともいえる時計が、オメガ スピードマスター プロフェッショナルである。とある表現を借りるならば、“非・宇宙飛行士にとっての定番の時計”だ(もっとも、多くの実際の宇宙飛行士やコスモノートたちにとっても、お気に入りの1本である)。2015年当時、HODINKEEの読者でなかった方や、何らかの理由でこの記事を見逃した方のために述べておくと、本記事はサブマリーナーのReference Pointsと同様、細部にわたる徹底した考察を特徴とする、Reference Pointsシリーズの典型的な一例である。本稿では、HODINKEE創設メンバーであるベン・クライマーと、著名なコレクターであるエリック・ウィンド(Eric Wind)氏が登場し、スピードマスターの歴史とその特徴を詳述している。

Hands-On: ロレックス GMTマスター II Ref. 126720VTNRを実機レビュー

物議を醸した時計といえば、ロレックスはジュネーブで開催された2022年のWatches & Wondersにおいて、新作GMTマスター IIを発表し、時計界に大きな衝撃を与えた。24時間ベゼルは従来どおり搭載され、その機能も変わらない。そして言うまでもなくこのベゼルは1954年のGMTマスター初登場以来、一貫してこのモデルを象徴する要素であり続けている。しかし長年ロレックスを見続けてきた愛好家たちにとって驚くべきだったのは、そのベゼルが備わった時計のリューズが通常の右側ではなく左側に配置されていたことである。一部のコメントから判断するに、これは神、そしておそらくハンス・ウィルスドルフ(Hans Wilsdorf)の意図とは異なる配置であると受け止められたようだ。2022年もすでに半ばを迎えつつあるが(ちなみに、2022年の正確な中間点は7月2日ごろである)、このGMTマスター IIは依然として2022年の最も予想外の新作のひとつであり続けている。

ジャック=イヴ・クストーが愛したクロノグラフを引っさげ、

スペリオル湖はフランス人探検家によって名づけられた湖だが、その名前の由来はこの湖が地球上で最大の淡水湖であることや、絵画のように美しくも険しいその海岸線のためではない。五大湖のなかで最も北に位置することが由来である。北緯46°から49°のあいだに広がるこの湖は、1年をとおしてほとんど温かくなることがない。夏の終わりには表面温度が少し高くなり、岩だらけのビーチで子供たちがはしゃぐこともあるが、少しでも深く潜ると水温はほぼ氷点近くまで下がる。2020年の8月下旬、深さ76フィート(約23m)の地点での水温はわずか摂氏9℃(華氏43℃)だった。その冷たさで、私の手は感覚を失いそうになっていた。

マデイラ号のひっくり返った甲板上にある巨大なウインチを探索する。この115年前の難破船には、いまだにロープがしっかりと巻かれている。

私は1905年11月に、スペリオル湖北岸の崖で難破した全長436フィート(約133m)の鋼鉄製スクーナー船、マデイラ号を探索していた。ダイビングを始めて以来、マデイラ号の探索は私にとって毎年恒例の冒険となっている。五大湖は沈没船の数とその保存状態の素晴らしさから、世界でも屈指のダイビングスポットだ。スーパーコピーブランド Nランク代金引換マデイラ号の沈没地点は自宅から高速道路を3時間ほど走った先にあり、週末に気軽に訪れることができる。何よりこの沈没船には、岸から泳いでたどり着けるのが魅力だ。1955年、ミネソタ州ダルースを拠点とする本格的なダイビングクラブ“フリジッド・フロッグズ(Frigid Frogs)”が初めてこの船を探索した。彼らがこの名を冠しているのは、どんな季節でもゴム製のウェットスーツに薄いグローブ、シングルタンクを背負い、ダイブコンピュータなしで潜っていたからにほかならない。当時は低体温症やレギュレーターの凍結、潜水病のリスクが非常に現実的な問題だった。私は快適なドライスーツに身を包み、マデイラ号の崩れた船尾の周りを泳ぐたびに、ダイビング黎明期のダイバーたちに思いを馳せる。

ダイビングはテクノロジーのスポーツであると同時に、伝統のスポーツでもある。アイガー北壁を開拓した登山家の名前を冠したルートを進むように、歴史的な沈没船へ潜ることは楕円形のマスク、ツインホースの呼吸装置、そしてダイバーズウォッチを身につけてここに潜った先人たちと私を結びつけるのだ。私は水深、潜水時間、上昇率、減圧停止時間を記録するデジタルダイブコンピュータを装着しているが、今なおアナログのダイバーズウォッチを使うも好きだ。ダイバーズウォッチは、私が使う装備のなかで最もノスタルジックな存在だ。そして今年(執筆当時)のマデイラ号へのダイビングでは、懐かしさを漂わせる現代的な時計を着用した。アクアスターのディープスターである。

アクアスターのディープスターは、前身となるヴィンテージの魅力をそのままに、わずかにサイズアップしている。

アクアスター自体は多くの人にとってあまりなじみのない名前かもしれないが、おそらく1960年代で最も革新的なダイバーズウォッチブランドであり、ベゼルから水深計に至るまで12以上の特許を取得している。その起源は、当時スイスで最も古い時計ブランドのひとつであった由緒あるメゾン、ジャン・リシャールにある。同ブランド初のダイバーズウォッチこそが、1958年に発売されたアクアスター モデル 60であった。このモデルはやがて1960年代を代表する、のちに“スキンダイバー”と呼ばれるようになったケースを持つ時刻表示のみの控えめなダイバーズウォッチだった。長いアーチ状のラグのあいだにはケースがフラットに続いており、リューズガードはなく、横から見ると薄くカーブした形状になっている。セイコーが2020年に発表した62MASがこのスタイルを採用していることからもわかるように、このケーススタイルはその後数え切れないほどのブランドで採用され、その人気は今日まで続いている。シンプルで装着感がよく、フォルムに60年代の雰囲気を色濃く残している。

モデル 60は1960年にジャック・ピカール(Jacques Piccard)とともにマリアナ海溝の海底に史上初めて潜ったとき、バチスカーフ潜水艇トリエステ号のなかでアメリカ海軍大佐ドン・ウォルシュ(Don Walsh)が着用していた。そう、潜水艇の外側にロレックスのディープシースペシャルが取り付けられていた話の方が確かに有名だが、トリエステ号のなかにいたウォルシュはアクアスターの時計を着用していたのである。

アクアスターの古い広告。社長は時計業界の伝説的人物であるフレデリック・ロバート。

1962年、モデル 60で成功を収めたジャン・リシャールはサブブランドとして正式にアクアスターを立ち上げ、当時同ブランドのオーナーであったジャン・ロバート(Jean Robert)の息子であるフレデリック・ロバート(Frédéric Robert)が統括することになった。フレデリックは熱心なスキューバダイバーであり、セーラーでもあった。現代なら“ウォーターマン”とでも呼ばれていただろう。彼は海面上、海中、海面下それぞれでの使用に特化してデザインされた時計や計器の開発に情熱を注いだ。数年のうちにジャン・リシャールの名前は完全になくなり、アクアスターは独立したブランドとなった。以降はダイバーズウォッチだけではなく、リストコンパス、温度計、水深計、レガッタの名で知られる革新的なセーリングタイマーなども製造するようになった。アクアスター 63は風防のクリスタルの下に斬新な回転式インナーベゼルを備え、時計の巻き上げや時刻修正と同じくリューズで操作できるようになっていた。この機能はアクアスターが特許を取得している。このダイバーズウォッチはその名を広める決定打となり、アメリカ海軍のSEALAB計画参加者を含む海軍のダイバーや探検家、コンシェルフ実験を行ったジャック=イヴ・クストー(Jacques-Yves Cousteau)の潜水技術者団のメンバー、そして難破したオランダのフリゲート艦バタヴィア号を発見したオーストラリア主導の調査隊のダイバーたちにも使用された。このバタヴィア号の歴史は非常に興味深い。しかしアクアスターにおいて最も象徴的な時計であるが、今日コレクターに求められているモデルは別にある。そう、ディープスターだ。

珍しいタキメーターベゼルを備えた、1970年代のデュワードとダブルネームのディープスター。

ディープスターは、30分積算計をひとつ備えた手巻きクロノグラフとして1965年に発表された。 ひときわ目立つホワイトのサブダイヤル、エレガントなスキンダイバーケース、そして角ばったアプライドマーカーによって古い写真でもすぐにそれとわかる。しかしディープスターで特に画期的だったのは文字盤ではなかった。そう、ベゼルである。ベルギー人ダイバーであり科学者でもあるマーク・ジャシンスキー(Marc Jasinski)がデザインしたこのデュアルスケールはステンレススティール(SS)製のリングに刻まれており、潜水経過時間を記録するだけでなく、ダイバーがダイブのあいだに必要とする水面休息時間や次のダイブの減圧時間を推定することもできた。後者の機能は、フランス海軍が開発した減圧スケジュールに基づいてアクアスターが作成したダイブテーブルと連携していた。複数のダイブに対応する機能は時計ではまったく新しいものであり、驚くべきことにこの機能は数十年後にダイブコンピュータが登場するまで再登場することはなかったのだ。

妻と一緒に写っているフィリップ・クストー(Philippe Cousteau)は、長年ディープスターを愛用していた。

ディープスターは1960年代を通じてクストーと彼のチームが数多くの探検で着用し、70年代半ばまで彼らの手首に装着されている様子が写真で確認できる。フランスのフリーダイバー、ジャック・マイヨール(Jacques Mayol)が長年ディープスターを愛用していたのは減圧ベゼルのためではなく、深い無呼吸潜水で息を止めている時間を計るために使っていたクロノグラフを必要としていたためだった。1968年、マイヨールがひと息で75mの深度記録を樹立したときに身につけていたのがこの腕時計だ。

フレデリック・ロバートは1970年代初頭にアクアスターからオメガに引き抜かれ、よく知られているいくつかのシーマスターやとりわけ有名なフライトマスターを含む、70年代の多くのアバンギャルドなツールウォッチをいくつも生み出した。 アクアスターはそのニッチな時計シリーズを開拓し続け、レガッタと2番目に有名なダイバーズウォッチであるベントスをさらに進化させた。しかしクォーツショックが広がるにつれてアクアスターの名声は聞かれなくなり、現代において忘れ去られてしまったクォーツ製品をいくつか製造したのち、最終的に電子レガッタタイマーのニッチなメーカーとなった。そして2018年、2000年代初頭にドクサのダイバーズウォッチ、“サブ”シリーズを復活させたリック・マレイ(Rick Marei)がアクアスターのオーナーたちに新世代のためにアクアスターの象徴的なダイバーズウォッチを再現することを持ちかけた。この生まれ変わったブランドの最初の時計こそが、ディープスターである。

ヴィンテージの風格を持つディープスターからは、1960年代のダイビングの魅力がにじみ出ている。

ダイバーズクロノグラフには何とも言えない魅力がある。 ケースに余分な穴が開いていたり、時刻表示のみの時計に比べて文字盤が見づらかったりと、ダイビングには最も実用的なツールとは言えないが計器としての力強さと威厳を宿っているのだ。インダイヤルの積算系や、目立つプッシュボタン、回転ベゼル、そして(ドライスーツの上から巻くための)長いラバーストラップが組み合わさることで独特の存在感を放つ。このディープスターは1960年代らしいフォルム、筆記体のロゴ、SS製ベゼル、アール・デコ調のマーカーを備え、ダイバーズクロノの力強さをヴィンテージのホイヤーやスピードマスターのようなエレガントさで和らげている。そしてなんと、レザーストラップとの相性も抜群なのだ。

アクアスターの“ヒトデ”ロゴがリューズを飾る。

1960年代のディープスターは直径37mmで、現代のダイバーズウォッチと比べると小振りだった。2020年の復刻版では40.5mmにサイズアップしつつも、適度なコンパクトさを維持している。ラグ・トゥ・ラグは51mm、自動巻きムーブメントを搭載し、防水性能は200mに向上。ドーム型サファイアクリスタルを除いた厚さは15mm弱だ。この新しいディープスターを腕に装着すると決して軽やかな印象ではなく、しっかりとした重厚感のある時計だと感じる。頭でっかちに見えずバランスよくデザインできているのは、計算されたサイズアップとスキンダイバーケースの持つ独自の構造によるものだ。それらに合わせてラグ幅もヴィンテージの20mmから22mmへと拡大されており、ケース全体のプロポーションと絶妙に調和している。

復刻版ディープスターは40.5mm径にサイズアップされた。

自動巻きムーブメントに関していうと、アクアスターはスイスのマニュファクチュールであるラ・ジュー・ペレにコラムホイール式バイコンパックスクロノグラフムーブメントを依頼した。55時間のパワーリザーブを誇り、両方向巻き上げでありがたいことにリューズ操作時に“ゴーストデイトポジション”がない。このような象徴的な復刻モデルにふさわしいムーブメントであり、クロノグラフ使用時のプッシュボタン動作は予想どおりスムーズで反応もいい。精度も素晴らしい。私が毎日着用していた個体は、2カ月以上装着するなかで時刻調整が必要となったのは一度だけだった。ムーブメントには控えめな装飾が施され、アクアスターの有名なスターロゴが入ったスケルトンローターで仕上げられている。しかしそれは表だったものではない。それはヴィンテージモデルと同じアクアスターの文字のロゴと歯車状のツールグリップをあしらった堅固な裏蓋の後ろに(私としては、まっとうなダイバーズはそうあるべきものと考えている)スマートに隠されているのだ。

1960年代に作られた、最もよく知られている裏蓋の一種。

このムーブメントに加え、美しいクロノグラフの精緻な再現、限定版(各色300本)ということで、かなり高価な時計になると思うだろう。しかしこのディープスターの予約価格(当時)は2790ドル(日本円で約43万円。予約期間終了後は3590ドルで日本円で約56万円、現在は税込62万7000円)で、これはロンジンの手ごろな価格帯のヘリテージ クロノと同程度であり、チューダーのブラックベイ クロノの4900ドル(日本円で約75万6000円、現在は税込で80万円程度)を大きく下回る価格だ。ドクサのサブ 200T.グラフの復刻版では、はるかに洗練に欠けるムーブメント(バルジュー7734)を搭載し、ラバーストラップで4860ドル(日本円で約75万円)と非常に高額で販売されている。ディープスターは1965年の価格設定を継続しているわけではないが、パンデミック真っ只中の2020年を意識した価格設定であることは間違いない。

ベゼルについて話そう。なぜってベゼルがなければ、この時計はただのクールなモータースポーツ用や宇宙飛行士用の時計になってしまうからだ。 アクアスターは単純な経過時間計測用やタキメータースケールを備えた“ラリー”バージョンなど、いくつかの異なるベゼルを提供していたが、ディープスターが最もよく知られているのは、この反復潜水用のベゼルだ。おそらく、もうひとつの有名なダイバーズベゼルと比較するのが最もわかりやすいだろう。ドクサのサブ 300は、そのオレンジの文字盤を除けばデュアルスケールの“ノーデコ”ベゼルが特に有名だ。このベゼルに刻まれたマークによって、ダイバーは水面まで減圧することなく、所定の深度にどれだけの時間とどまることができるかを判断することができる。確かに便利だが、これはその日の最初のダイブにしか使えない。1、2時間後に再び海に入りたい場合はどうすればいいのか? 残念ながら、ドクサのベゼルでは対応できない。なぜなら、体の組織や血流には1回目のダイブで蓄積された窒素がまだ残留しており、これを考慮しないまま2回目のダイブを行うと、関節や臓器、脊柱で窒素が気泡となって発生し、病気や麻痺、あるいは死に至る危険性が高まる。これが恐ろしい潜水病(減圧症)だ。

水中に長居は無用、深入りも無用。ディープスターのベゼルは、登場した当時は画期的だった。

ディープスターのベゼルはこの残留窒素を考慮し、水面休息時間(次のダイブまでのインターバル)に応じて、2回目のダイブのための新たな潜水時間を計算するのに役立つ。 これは時計の時針を使って行う。水面に浮上したら、時針の反対側にベゼルをセットし、ダイブテーブルの正しい数字(1.5、1.4、1.3など)に合わせる。時間が経過して時針が動くと、ベゼルは体内の窒素の“係数”の減少を示し、これをアクアスターのダイブテーブルと組み合わせて2回目のダイブのために新たな減圧時間を決定することができる。だが注意して欲しいが、同ブランドの新しいディープスターにこのダイブテーブルは付属していない。 オリジナルのチャートのベースとなったフランス海軍の減圧表はすでに時代遅れであり、2020年に発売される時計にそれを提供するのは無責任であるだけでなく、法的にもリスクがある。しかしネット上でこのダイブテーブルの写真を見つけるのは簡単なので、私は徹底した時計ジャーナリズムの精神でそれを使ってみることにした。安心して欲しい。私はダイブコンピュータも装着していた。

私のマデイラ号への最初のダイブでは、水深27mまで潜った。 ディープスターのラチェット式両方向回転ベゼル(一方向ベゼルがいかに過大評価されているかについて語り始めたら止まらなくなるので、ここでは控える)にある内側の目盛りを使って潜水時間を計ったところ、32分だった。さて、先述のアクアスターのダイブテーブルによれば私は水深3m(1960年代当時の一般的な減圧水深)で約4分間の減圧停止をするべきだった。私のガーミンのダイブコンピュータは、私が潜っていた時間ずっと最大深度にいたわけではなかったことを考慮し、より浅い地点にいた時間に対して“補正”を行ってくれたため、ブライトリングスーパーコピー 優良サイト厳密には減圧の必要はなかった。しかし、水深5mで3分間の“安全停止”を行うのが一般的だ。そのため、結果的に私はアクアスターとガーミン ディセントの指示にほぼ沿った形となった。

9℃の水中において、ディープスターは私の凍った指よりもよく働いてくれた。

浮上時、私はベゼルをリセットして、外側の目盛りの“1.5”マークが時針と一直線になるようにした。このセッティングはダイブの深さと時間に基づき、再びダイブテーブルから導き出されたものだ。約2時間後にようやく指の感覚が戻ってきたころ、ディープスターの時針はベゼル目盛りの“1.3”の位置に移動していた。もし私が前回と同じ水深27mで32分間のダイブを繰り返すとしたら、通常の減圧停止時間を3倍にする必要があり、12分間の減圧が必要になる。水温9℃の環境で44分間のダイブをするには、使い古したグローブでは心もとない。それに日が暮れ始めていたし、おいしい昼食と温かい岩の上でのひとときが、もう半マイル(約800m)泳ぐ気持ちを削いでいた。32分のダイブのために往復6時間の運転は効率が悪いようにも思えるが、ここは無理せず引き上げるのが賢明だろう。私は荷物をまとめ、帰宅するために南へ向かった。これで今回のマデイラ号へのダイビングは完了だ。

私は7月中旬からこのディープスターを着用しているが、実はマデイラ号へ潜る前にスペリオル湖の別の沈没船でこの時計を試していた(パンデミックの影響で、ダイビング旅行の目的地もころころと変わる)。このクロノグラフの初ダイブは、スペリオル湖の別のエリア、ミシガン州アッパー半島のグランドアイランド沖で行った。そこに沈む沈没船は、マデイラ号とは対照的なものだった。マデイラ号が鋼鉄製の巨大船だったのに対し、バミューダ号はそれ以前の時代に建造された木造帆船で、高品位の鉄鉱石を大量に積んでいた。またバミューダ号はマデイラ号よりもはるかに浅い水深10mの地点に沈んでおり、水温が高く、光がよく届き、長時間の潜水が可能だった。ディープスターの減圧スケールはこのダイブでは必要なかった。実際アクアスターのダイブテーブルには21mより浅い水深のデータは掲載されておらず、シュノーケリング程度の深さに分類される。それでも、この時計は十分なボトムタイマーとして機能し、オレンジ色の鉄鉱石の塊がいまだに散乱する崩れかけた船倉を探索する際に美しく映えた。

際立つルミナス仕様が、この時計に唯一無二の個性を与えている。

ポルシェデザイン クロノグラフ1 F.A.T. 2025 エディションが登場

アイスレースにインスパイアされたポーラーホワイトのダイヤルを備えた、ポルシェデザインの最新F.A.T.エディション。

伝統の地オーストリア・ツェル・アム・ゼーで開催されるアイスレースの新たな幕開けとともに帰ってきた。そしてこのイベントの開催に合わせ、またしても特別仕様のポルシェデザイン クロノグラフ1が登場する。F.A.T. 2025 エディションではクロノグラフ1の精悍なブラックアウトデザインに加え、鮮やかなホワイトダイヤル、ブラックインデックス、鮮烈なレッドのアクセントが施されている。さらにF.A.T.仕様の特別なカスタマイズが施されているだけでなく、この際立つポーラーダイヤルは、実はフルルミナス仕様なのだ。そう、最信頼性のスーパーコピー時計代引き専門店!これは夜光ダイヤルを搭載したクロノグラフ1である。まさに“アイスレースのようにクール”な1本だ。

FAT 2025 Porsche Design Chronograph 1
アイスレース(旧GPアイスレース)は、ツェル・アム・ゼーで開催される年に一度のイベントであり、1950年代から続く氷上や雪上でのカーアクティビティの伝統を受け継いでいる。近年はフェルディ・ポルシェ(Ferdi Porsche)氏の主導で復活し、レース、カーショー、音楽フェスティバルが融合した一大イベントとなっている。数年前にはコール(・ペニントン)がツェルでの大会に参加し、昨年は僕がベン(・クライマー)とともにアスペンでの開催に同行した。これらの体験談はイベントの雰囲気をより深く知る手助けとなるだろう。また、時計やクルマに関わる仕事のなかでも特に印象深い1日となったフェルディ氏とのTalking Watchesもぜひチェックしてほしい。

リンクの紹介はこのあたりにして、本題の時計に戻ろう。これまでにもポルシェデザインのGPエディションやF.A.T.エディションを取り上げてきたが(ちなみに2023年モデルはこちら)、2025年版ではクロノグラフ1のフォーマットがほぼ固定されているなかで、実に新鮮なアプローチが採られている。スペックから見ていくと、ケースとブレスレットの素材はチタンで、サイズは40.8mm径、厚さ14.15mm。ケースとブレスレットはブラックのチタンカーバイドコーティングおよびビーズブラストによるマット仕上げとなっている。デザインは1972年のオリジナルを踏襲しつつも、最大の見どころはダイヤルにある。

FAT 2025 Porsche Design Chronograph 1
極寒のホワイトダイヤルは全面にスーパールミノバを塗布した仕様となっており、オリジナルデザインの反転版ともいえる。ブラックとホワイトを入れ替えることで、ホワイトベースにブラックのマーカー、レッドのアクセントが映えるデザインとなった。細部を見ていくと、クロノグラフのアワーカウンターにはシルエット化された962のレーシングカーが組み込まれている(“6”部分を巧みに“962”の“6”に活用している)。さらに、日付表示の下にはホワイトオンホワイトでF.A.T.のロゴを配置。加えて週末の曜日表示(土と日)が“F.A.T.”の赤字に変更されており、特別仕様の遊び心が感じられる。

この時計の心臓部には、ポルシェデザインの自動巻きクロノグラフムーブメント、WERK 01.240が搭載されている。このムーブメントはフライバック機能付きの12時間クロノグラフに加え、時刻表示、曜日、日付表示を備えている。COSC認定を受けており、振動数は2万8800振動/時(4Hz)、パワーリザーブは約48時間だ。さらにポルシェデザイン独自のツールが不要なクイックチェンジシステムにより、ブレスレットから付属のF.A.T.仕様のフック&ループ式ファブリックストラップへ簡単に交換できる。

fat porsche design chronograph 1
このモデルはイベントを記念し、ポルシェ 962にインスパイアされた限定136本の特別仕様となっている。ポルシェデザイン クロノグラフ1 F.A.T. 2025 エディションの販売価格は1万1500ドル(日本円で約180万円)。詳細なスペックは以下に記載する。

我々の考え
僕はこれが大好きだ。だがそれも当然のことだ。標準モデルのポルシェデザイン クロノグラフ1もアイスレースも、ホワイトダイヤルにブラックアクセントのデザインも、そして何より夜光ダイヤルが大好きなのだから。個人的な好みを超えて、このデザインの秀逸さは単にブラック×ホワイトの配色を反転させただけではなく、それを最大限に生かしている点にある。特に見返しリング(ダイヤル外周のリング)に施されたホワイトのテキストが全体のデザインを引き締め、白いダイヤルがブラックケースのなかで浮いて見えないようにうまくバランスを取っている点が素晴らしい。

FAT 2025 Porsche Design Chronograph 1
何より夜光の輝きを見て欲しい! 夜光ダイヤルには、子どものころに遊んだ光るおもちゃや、インディグロを搭載した初期のタイメックスを思い出させるノスタルジックな魅力がある。純粋に楽しくクリーンなデザインで、時計界のなかでも自動車と結びつきの深いこのモデルに採用されたのはうれしい限りだ。さらに、ルミナスダイヤルの遊び心はアイスレースの楽しさとも絶妙にマッチしている。本当に全面夜光が必要か? そもそも氷や雪の上でクルマを走らせる必要があるのか? その答えはあなた次第だ。だがもし迷っているなら、来年のツェル行きのチケットを手配してみるといい。フェルディ氏がきっと決断を後押ししてくれるだろう。

光り輝くダイヤルや随所に仕込まれたユーモラスな要素が、限定モデルとしての特別感を際立たせている。しかし、それらを除いてもこれはクロノグラフ1だ。ポルシェデザインが50年以上にわたり守り続けてきたこの時計は、クラシックな魅力を持ちながらも、意外なほど実験的なアプローチにも適したプラットフォームであることが改めて証明された。

FAT 2025 Porsche Design Chronograph 1
確かにプレミアムな価格帯ではあるが、実際に数量が限定されている点や、既存のフォーマットを生かしつつ独自のキャラクターを持たせた点が非常に魅力的だ。クロノグラフ1のDNAを受け継ぎながら、限定モデルならではの個性をしっかりと表現している。伝統と革新を融合させるこのアプローチはいかにもポルシェらしい。

基本情報
ブランド: ポルシェデザイン(Porsche Design)
モデル名: クロノグラフ1 F.A.T. 2025 エディション(Chronograph 1 F.A.T. 2025 Edition)
型番: 6041.8.01.003.10.2

直径: 40.8mm
厚さ: 14.15mm
ケース素材: チタン(ビーズブラスト仕上げ、ブラックチタンカーバイドコーティング)
文字盤: フルルミナス仕様のホワイト
インデックス: ブラックペイント
夜光: あり、スーパールミノバ
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: カーバイド仕上げのチタン製ブレスレット(微調整可能なクラスプ)、 F.A.T.アイスレース2025仕様のフック&ループ式ファブリックストラップ付属

FAT 2025 Porsche Design Chronograph 1
ムーブメント情報
キャリバー: ポルシェデザイン性WERK 01.240
タグホイヤースーパーコピー代金引換を激安機能: 時・分表示、スモールセコンド、日付・曜日表示、クロノグラフ
直径: 30mm
厚さ: 7.9mm
パワーリザーブ: 約48時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 25
クロノメーター: あり

価格 & 発売時期
価格: 1万1500ドル(日本円で約180万円)
発売時期: 2025年2月1日
限定: あり、世界限定136本

ローラン・フェリエ2025新作2モデル、『クラシック マイクロローター エバーグリーン』& 『スクエア マイクロローター エバーグリーン』を発表

スイスの高級時計メゾン「ローラン・フェリエ」は、自動巻きマイクロロータームーブメントを搭載する新作2モデル『スクエア マイクロローター エバーグリーン』と『クラシック マイクロローター エバーグリーン』を2023年4月より発売します。

スクエア マイクロローター エバーグリーン(LCF0013.ACVG1)


クラシック マイクロローター エバーグリーン(LCF004.R5.VR1)


2つのエバーグリーン文字盤
エバーグリーンとは、時代を超えた個性と、自然、成長、再生に深く関わる色であるグリーンを組み合わせた言葉です。自動巻きマイクロローターを搭載する2モデルは、このテーマを表現した、モダンでタイムレスなデザインと深いグリーンが見事に調和したタイムピースです。

『スクエア マイクロローター エバーグリーン』は、クッション型のステンレススティールケースに縦サテン仕上げの繊細なディープグリーンのスーパーコピー時計n級品優良通販店ダイヤルを組み合わせ18Kホワイトゴールドのインデックスをセット。

『クラシック マイクロローター エバーグリーン』は、同じくグリーン文字盤を18Kレッドゴールドのクラシックラウンドケースに収め、ケース同素材のインデックスをセットして洗練された仕上げを施しました。どちらも高い視認性と、時代を超えたクラシックなデザインのケースが与えられ、永遠のエレガンスを体現したタイムピースとして、普段使いからフォーマルなシーンまで幅広くお使いいただけます。


2つの伝統的なケース
『クラシック マイクロローター エバーグリーン』のケース素材は18Kレッドゴールド製。ケース径40mmのラウンドケースは、19世紀のエレガントで控えめな懐中時計にインスパイアされ、ローラン・フェリエの洗練された美意識を表現しています。

『スクエア マイクロローター エバーグリーン』はステンレススティール製。ケースデザインはメゾンのもうひとつのアイコンであるクッション型スクエアケース(サイズは41mm×41mm)。優雅でエアロダイナミックな曲線は洗練された雰囲気を醸し出し、『クラシック マイクロローター エバーグリーン』と比較すると、より存在感を放っています。

スクエア、クラシックのどちらのケースにも、19世紀の懐中時計にインスパイアされたボール型の巻上げリュウズを採用。個性的なプロポーションと丸みを帯びたフォルムは、巻上げ時に心地よい感触とスムーズな操作を可能にしています。

サファイアクリスタルで覆われたフック付きのケースバックに至るまで、細心の注意を払って設計されているため、オーナーはムーブメントの美しさを十分に堪能することができます。また、裏蓋の下部にあるフックからキャリバーにアクセスできるのは、LFの時計職人だけという独創的な設計です。


独創的なムーブメント
この2つのユニークなタイムピースに搭載されるムーブメントは、伝統的な時計作りの手法と最新の技術的進歩が調和したローラン・フェリエを代表する自動巻きキャリバーFBN 229.01。ナチュラル脱進機を備えたマイクロローター(逆回転防止ラチェット式マイクロローター)が特徴で72時間のパワーリザーブを誇ります。同ムーブメントは、ローラン・フェリエの工房で設計から、組み立て、調整まで行われた自社製ムーブメントです。シリコン製脱進機を搭載しており、テンプに2回のダイレクトインパルスを与えることで、1回の振動で2回のテンプの再スタートを可能とし、エネルギー効率を最大限に高めています。

【仕様】
スクエア マイクロローター エバーグリーン
品番:LCF0013.ACVG1

ケース素材:ステンレススティール
ケースサイズ:41.0 x 41.0 mm、ケース厚11.1mm
ガラス:サファイアクリスタル
ムーブメント:自動巻きキャリバー FBN 229.01
・21,600振動/時(3HZ)
・72時間パワーリザーブ
・35石
・部品点数186個
・ナチュラル脱進機
・一方向爪付きマイクロローター
・テンプにダブルダイレクトインパルスを備えたシリコン脱進機
表示: 中央に時と分。6時位置にスモールセコンド
ムーブメント径: Ø 31.60 mm (14インチ)、ムーブメント厚さ:4.35mm

機 能:時・分・秒(スモールセコンド)
防水性:3気圧防水
文字盤:ディープグリーンブルーグラデーション(サテンブラッシュ仕上げ)
・18KWG製の時・分針(アセガイ型)・秒針(バトン型)
・18KWG製インデックス(ドロップ型)
ブレスレット:ブラウンカーフ、ハンドステッチ、アルカンタラ製ライニング、SS製ピンバックル
価格(税込):7,315,000円
発売時期:2023年4月

クラシック マイクロローター エバーグリーン
品番:LCF004.R5.VR1

ケース素材:18Kレッドゴールド
ケースサイズ:径40.0 mm、ケース厚11.1mm
ガラス:サファイアクリスタル
ムーブメント:自動巻きキャリバー FBN 229.01
・21,600振動/時(3HZ)
・72時間パワーリザーブ
・35石
・部品点数186個
・ナチュラル脱進機
・一方向爪付きマイクロローター
・テンプにダブルダイレクトインパルスを備えたシリコン脱進機
表示: 中央に時と分。6時位置にスモールセコンド
ムーブメント径: Ø 31.60 mm (14インチ)、ムーブメント厚さ:4.35mm

機 能:時・分・秒(スモールセコンド)
防水性:3気圧防水
ロレックス スーパーコピーn級品文字盤:ディープグリーンブルーグラデーション(サテンブラッシュ仕上げ)
・18KRG製の時・分針(アセガイ型)・秒針(バトン型)
・18KRG製インデックス(ドロップ型)
ブレスレット:ブラウンカーフ、ハンドステッチ、アルカンタラ製ライニング、18KRG 製ピンバックル
価格(税込):8,855,000円
発売時期:2023年4月

<セイコー 5スポーツ>55周年~ヘリテージの魅力を凝縮した、38mmのミドルサイズが登場

55周年を迎えた<セイコー 5スポーツ>より、ヘリテージの魅力を凝縮した、38mmのミドルサイズが登場

セイコーウオッチ株式会社は、日本製のメカニカルムーブメントを搭載したカジュアルウオッチブランド<セイコー 5スポーツ>から、ミドルサイズのレギュラーモデル4機種を、5月12日(金)より発売いたします。希望小売価格は40,700円(税込)です。

1968年の誕生以降、50年以上の長きに渡り、優れた耐久性と信頼性で世界中から支持されている<セイコー 5スポーツ>。2019年、多様性を象徴する“5つのスタイル”をコンセプトに、新生<セイコー 5スポーツ>として新しいラインナップが加わりました。 55周年を迎えた今夏、スーパーコピー 代引きアクティブなシーンを彩るSports Styleに、ケース外径38㎜のミドルサイズモデルが加わります。

《特徴》
世界中から愛されたヘリテージモデルの魅力を、コンパクトなミドルサイズに凝縮。
本作は、セイコー 5スポーツの魅力をコンパクトに凝縮し、レトロカラーを組み合わせて新たな個性を提案するモデルです。

2019年より42.5㎜のケースサイズで展開する「SKXモデル」の造形や、優れた視認性はそのままに、38㎜にダウンサイズすることで、腕なじみの良さを実現しています。

ダイヤルレイアウトは、実用性に優れたオーソドックスなスポーツウオッチのデザインを採用しています。特徴的な「三角・丸・俵型インデックス」を活かしながら、色彩には80年代に人気を博したダイバーズモデルのカラーリングをオマージュしています。レトロな雰囲気を生み出すグリーンや、スポーツカラーの定番オレンジに加え、ファッションスタイルに合わせやすいモノトーンモデルもご用意しています。

【仕様】
<セイコー 5スポーツ> SKX Sports Style
品番 SBSA225、SBSA227、SBSA229、SBSA231(画像左より)

ケース・ブレスレット: ステンレススチール
ガラス :ハードレックス
防水性能: 日常生活用強化防水(10気圧)
ケースサイズ: [外径] 38.0mm(りゅうず含まず)/[厚さ] 12.1mm
希望小売価格(税込) :40,700円
発売予定日 :5月12日(金)

[ムーブメント仕様]
メカニカルムーブメント キャリバー4R36
巻上方式:自動巻(手巻つき)
時間精度:日差+45秒~-35秒(気温5℃~35℃において腕に着けた場合)
パワーリザーブ:約41時間
石 数:24 石
振動数:21,600 振動/時(6振動/秒)

※本リリースの内容は発表日時点の情報です。予告なしに変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

【お問い合わせ】
セイコーウオッチ(株) お客様相談室
0120-061-012(通話料無料)

ページ移動

過去ログ