何事もサクっと進めることに定評のある正人です。
お題もサクっと出しましょう。
ということで今週のお題は『ジャングルジム』。
ジャングルジムといえば世界七大公園遊具のひとつ(大嘘)として余りにも有名ですが、
ブランコやシーソーに比べてしまうと、お世辞にも人気があるとは言えません。
なんせただ登ったりくぐったりするだけの遊具ですから。
ただ登ったりくぐったりするだけで心が満たされるほど、今の子供は単純ではありません。
世知辛くなったものよ。
事実、僕の小学校時代の校庭のジャングルジムも忘れ去られた存在でした。
ある日、とある少年は次のように考えました。
「ジャングルジムで鬼ごっこをしてみたらどうだろうか。逃げられるのはジャングルジムの中だけで、地面に足をついてはいけないというルールにする。これはひょっとしたらものすごく面白い遊びになるのではないだろうか」
試しに彼は仲間を集め、ジャングルジムと鬼ごっこを組み合わせた遊びをしてみました。
そのとき革命は起こりました。
この遊びのなんと楽しいことか。
その日から校庭のジャングルジムは取り合いになるほどの人気を見せるようになったのです。
とまあ、それだけではつまらないものでも、何か別のものを足したり組み合わせたりするととんでもないものに化ける可能性があるということは何もジャングルジムに限った話ではありません。
創造性って大切ですよねーという話。
いつのまにか寓話くさいお話になってしまった……。
書き始めはこんなつもりではなかったのだが。
脱線ライター正人